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2008年4月19日 (土)

友人のカメラ修理

_dsc5293s1 今日は、会社の友人から二眼レフ(ヤシカ マット 124G)のカメラの修理を頼まれ、半日掛けて直してました。

主な修理内容は、露出計が動作しないことと、ファインダー内のゴミ取り、裏蓋のモルト交換です。露出計が付いているのに動作しないというのは何とも気持ちの悪いものです。何とかしてあげようと修理を買って出ました。

_dsc5292s2 とはいうものの、他人様の買ったばかり大事なカメラをいじるのは結構緊張します。ネジをナメないように慎重にファインダーを取り外します。

電池は昔の1.3Vの水銀電池が今は手に入らないので、1.5Vのアルカリ電池LR44を使用。電圧が違いますが、それはこの際無視です。電圧の違いによる針の動きの誤差はASA感度調整ダイヤルで微調整するということにします。電圧を変換する電池アダプターも2000円程度で売っているようですが・・・。

で、LR44はサイズが小さいので電池蓋にガタつかないように詰め物をし、針金を使って接点を結びます。電池蓋が金属製ならば詰め物だけでよいのですが、ヤシカ マット124Gは電池蓋がプラスチックでできている為、詰め物だけでは+-の接点に通電しないからです。

電池を入れても動かない。どうしたものか?ファインダー内の露出計にゴミが溜まっていたので綺麗に取り除き、接点を磨き、稼動部にほんの少しだけCRCを吹きかけました。

すると見事に露出計の針が動き出しました!ラッキー\(^^\)(/^^)/チャチャチャ!

最悪の場合、僕の持っているヤシカの二眼レフ同様、ビニールレザーを剥がし、サイド蓋を開けてハンダ付けなどしなくてはならなかったので、この程度の修理で直ったので助かりました。

ファインダー内のフレネルレンズのゴミも綺麗に取り除き、ミラーの曇りもレンズクリーナーでピカピカ!摺りガラスは縦横の赤い線が入っている為、アルコール類を含む薬品で拭いてしまうと線が消えてしまいます。なので水だけで洗いました。これで完璧です。

_dsc5295s3 ファインダーを閉じた状態。(露出計は作動していない状態)

シャッタースピード1/1秒絞り11。

_dsc5296s4 ファインダーを上げた状態。(露出計作動状態)

シャッタースピード1/1秒絞り11。赤い針が動いているのが確認できると思います。

あとは、フイルム室の裏蓋のモルト交換です。二眼レフの場合、多くのものは毛糸を使っていますが、こちらのヤシカ マット124Gは、ヤシカ最後の二眼レフだけあって毛糸は使われていなく、現在のモルトと同じようなものを使っているため、劣化に弱いです。モルトはフイルム室に外部光が漏れて入って来ないようにするものなので、劣化してポロポロ状態ではフイルムが自然に感光してしまいます。

ポロポロになってしまったモルトはベンジンで綺麗に剥がし、近くの100円ショップで買ってきた黒いフエルトに両面テープを張って代替しました。

修理完了です!

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