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2008年5月

2008年5月20日 (火)

新緑の中津峡

1s 緑の日に行った中津峡です。この前も書きましたが、中津峡から金山志賀坂林道を上がって行くとニッチツの鉱山町が現れます。

ここで一番目を引くのが昭和初期からの建物群。中でも郵便局がとても良い味をかもし出しているのです。

それも現役だから凄いです!鉱山が活発に稼動していた時代は3,500人もの人々で賑わっていたとのこと。

共同浴場、病院、学校、お店、などがありますが、これらは今は廃墟。それでも今でも50人程働いているようです。

そんな廃墟群のある鉱山町ですが、郵便局のあるこの一角だけは朝の清々しさが漂っていました。

他にも数枚YASHICA-24で撮ったのでfotologueのほうにアップするつもりです。

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2008年5月18日 (日)

父の思い出

Dsc05305s 昨年のゴールデンウイークの前、医者から進行性の食道がんを告知された父。一時は回復傾向に向かったが、先日のゴールデンウイーク明けにとうとう71歳で永眠した。

頑固で明るくていつもリーダーシップをとってきた父だった。私とは正反対な性格。山よりも海が好きだし、ギャンブルがとにかく趣味だった。

昨日、実家の押入れにある父のいらなくなった物などを処分していると、驚くことに古いコンパクトカメラが出てきた。

リコー オートハーフSという小さなカメラだ。どうやらシャッターも切れるようだ。ネットで調べたところ、製造年は1965年で私が生まれた昭和40年のカメラであった。

実家にある古いアルバムの中の写真には私が生まれた頃の写真が沢山ある。多分、私が生まれたのをきっかけに、私や家族の笑顔を撮る為に父が購入したカメラだったのだろう。そう思うと胸が熱くなった。

1s 11年前のゴールデンウイークに、たまには皆で新緑の山にでもドライブに行こうと家族を誘い出した。

2台に分かれて私のお気に入りの山梨県の瑞垣山(みずがきやま)に繰り出した。

そのときに撮った父の笑顔である。出来上がった写真を見たとき、もしかしてもしかすると、いづれは訪れる父との別れに遺影で使うかもしれないと心の隅に感じていた。

そして、そのときがやってきた。心の隅で感じていたこの笑顔の父の写真を遺影に使うこととなった。

お父さん、ありがとう。

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2008年5月 5日 (月)

緑の日

Exp00002ss 連休中は遠出はしないつもりでしたが、5月4日は緑の日ということで、じっとしていられずに秩父の中津峡まで出掛けてしまいました。

朝4時に家を出て、関越道の所沢インターで高速に乗り、花園インターで下車。ここから国道140号線をひたすら走り、中津峡には8時頃到着しました。

この時期の中津峡の新緑はとても素晴らしく、個人的には紅葉の時期よりも気に入ってます。

中津峡と言えば旧中津川林道で有名ですが、この林道は飽きるほど走ったので三国峠までは行かずに途中で引き返しました。今回はちゃちゃっと撮影し、ちゃちゃっと帰るつもりです。

_dsc5302s_3 中津川には幾つか支流があるのですが、その中でも比較的大きな支流に神流川という支流が金山志賀坂林道沿いにあります。

この辺りは断崖絶壁に囲まれ、薄暗く結構な圧迫感があります。でも、林道の下を見ると今話題の宮崎県の観光名所「高千穂峡」をミニチュアにしたような峡谷も見ることができ、意外と気に入ってます。_dsc5304sss

さらに金山志賀坂林道を上がって行くと林道マニアでは有名な上野大滝林道入り口が左にあり、さらにちょっと進むと廃墟マニアでは有名なニッチツ(日窪鉱山)などもあります。

最初に飛び込んで来るのは未だに稼働中の鉱山施設。その先しばらくすると昭和初期の物と思われる古い郵便局。それがいい味出してるんですよー。

今回は二眼レフのYASHICA-24とデジカメのソニーのR1を持ってきました。実は二眼レフでこの郵便局が撮りたかったんです。因みに上の画像はさらに先にある完璧な廃墟です。鉱山で働く人々が住んでいたものでしょう!流石に不気味すぎて二眼レフで撮ると余りにもリアルだと思い撮りませんでした。他にも沢山の廃墟があるのですが立ち入りは禁止です!取り壊し中の建物も幾つか見られたので、そのうちに更地に戻す予定なのかもしれません。

結局、3時間程この中津峡エリアをうろちょろして帰りました。

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