一切経山(浄土平)に登ってきました
先週末に以前から行きたかった福島の一切経山(いっさいきょうざん 1949)に微速度撮影に行ってきました。
天気予報では今一つだったのですが、なかなか連休も取れないので晴れることを祈って強行登山です。
夜中に到着すると濃い雲の合間から満月がおぼろげに出ていました。そして、特に目に入ったのは浄土平ビジターセンターの後方の山の中腹から立ち上がる火山の水蒸気の雲。
おぼろ月に噴煙は少々不気味な光景です。
広い駐車場には私の車の他に1台あるのみ。
ここから予定なら1時間程登った酢ヶ平辺りで月光の微速度撮影などしようと思っていたのですが、初めての場所ということで諦め、車の脇で撮影を始めました。
ところが月明かりが雲のせいで安定せず、カメラの露出設定でポカをやらかしたため途中から完全に露出オーバーの連続画像ばかりとなってしまいました。
1枚こっきりの普通の撮影と違って長分の微速度撮影は意外と難しいものだと改めて実感した次第です。
そんなこんなやっていたら仮眠もろくにできず、日の出の時間になってしまいました。
とても綺麗な日の出を久々に見た気がします!
その後、登山開始です。
浄土平の湿原を暫らく歩くと沢水まじりの砂利の登山道になります。
小さな雪渓を3ヶ所程横切り、平坦な場所に出ました。後ろには雲海が広がり、疲れを一気に解消してくれました。
ここから鎌沼と非難小屋を系由して登る一切経山への分岐になります。
先ずは鎌沼へ行き、暫らくここでも撮影しました。水面には鏡のように空が写り、本当の空との境界がわからない程です。
そして、誰一人いない別天地。ここは楽園かと思いました。
それもそうです。まだ朝の6時なんですもの。
その後、非難小屋へ向かいました。中を覗くととても綺麗で、泊まっても悪く無さそうな感じです。もし、今度来ることがあればここでシュラフ持って寝ようかななどと思った次第です。
さて、ここからガレの急な登りになります。上がるにつれ、まわりの遠望が素晴らしく、高所に来たという実感を感じました。ただ、雲海が徐々に上昇し、山頂に着いた頃にはガスってきました。山頂の向こう側の谷間にはコバルトブルーの五色沼のお釜が大きく見えます。こちら側はまだガスってきてないので撮影開始です。
それでも暫らくするとどこもかしこも白い世界となり、撮影もできないので下山しました。
途中、やっと数組のパーティーとすれ違い、午前中9時には浄土平の駐車場に戻りました。視界はもう20mくらいでしょうか!
早めの行動のお陰で晴天下の風景を堪能できた次第です。
その後、車で昼寝をしながら雲がひくのを待ったのですが、一向にひく気配がないので、どうしようか迷ったあげく、ここから割りと近い桧原湖へと向かいました。
途中、磐梯山が良く見える場所などがあったのでここでも撮影。
そして、桧原湖の夕陽が見えそうな場所を探しながら湖畔に到着しました。
暫らくして湖畔のサンセットを見ることができました。
撮影が終わってからは完全に雲ってしまい、帰路につきました。
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