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2011年4月 5日 (火)

Timelapse Dolly (タイムラプス・ドーリー)を作りました

前回の微速度撮影ではタスコ製の自動追尾できる天体望遠鏡を改造して回転パンニング装置を作りました。下の画像が回転パンニング装置です。

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撮影後、更に欲が出てきました。アメリカでは微速度撮影の装置としてドリーを使うマニアも多く、ネットで調べると自作する人も多いようです。

その装置を使えば微速度動画にソフト的にはできない動きが付けられます。ということで、回転パンニングのモーターなどを取り外して、タイムラプス・ドーリーを作ることにしました。

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動力は単三乾電池8本かポータブル電源(SG-1000)を使用し、細いワイヤーを巻き取りながらカメラが移動していく仕組みです。移動量は2mで、速度は9段階設定できます。その間インターバルリモコンで任意の間隔で撮影していく訳です。

実はこないだの震災前と後に群馬県妙義山や高岩などにこの装置を使った微速度撮影に行ってきました。下の画像は妙義山第一石門です。この時は、夜中に到着し、あらかじめ下見をしておいた登山道を10分程歩いたところの第一石門の真下での様子です。真っ暗な足場の悪い登山道なので下見しておいて正解でした。

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第一石門の下の方では一晩中ドリフトをする車の音が轟いておりました。正直、普通ならウルサイと思うところですが、今回は人の気配があるだけで怖さを和らげてもらいました。それと、写真には収めていませんが、ここから空洞越しに見える夜景は何か不思議な感じでした。意外と街が近いんですよね!まあ、星の撮影には光害なんですが。

高岩、妙義山第一石門を撮影してきて、一番歩かなくてはいけない第四石門の撮影もしました。無料の駐車場は夜中は閉まっているので、その先の砂利の無料駐車場に車を止め、登山道入り口まで10分。そして、ここから急で真っ暗な不気味な登山道をランタンとヘッドランプを点けながら40分程で第四石門の広場に到着。ここまで来ると開けているので怖さもありません。

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ここには東屋や屋根付きの休憩所やベンチなどもあり、屋根付きの休憩所の木のテーブルにアルミマットを敷いてシュラフを広げました。撮影中の仮眠には便利です。勿論、怖いのでラジオのボリュームを上げて仮眠してましたけど。下の画像は、明け方の第四石門付近から第二石門方向の画像です。

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下の画像は、大砲岩が写っています。その横に小さなアーチの第五石門?

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夜中の到着だったので星空の微速度撮影は2シーンしか撮れませんでした。

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1シーン2時間です。20秒露光、25秒露光のインターバルで2シーン撮ったら空が明るくなってきました。

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今回の妙義山プロジェクトは後1回か2回撮る必要があるので、それが終わったら微速度動画を連結させていこうと思います。それまでもう暫らくお待ち下さい。

来週は南三陸町の親戚のところにお見舞いと物資を届けに行く予定です。

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