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2011年12月27日 (火)

クリスマス寒波の夜に妙義山へ

会社のシフト休が丁度クリスマス・イヴの24日でしたので、土日の連休を利用して妙義山に行ってきました。

24日土曜日の午後に出発し、当初は日が暮れる前には目的地の第四石門まで登るつもりでしたが、渋滞に巻き込まれ妙義山の駐車場に到着したのは夕方5時過ぎ。辺りはすっかり日が暮れて真っ暗になってしまいました。第四石門での星景撮影は以前にも行ったことがあり、真っ暗で不気味な登山道を40分程歩くのにはかなり気合が入らないとできません。

とりあえず、なるべく荷物を減らしたいので車の中でコンビニで買ったハンバーガーなどを食べて気合を入れなおして出発です。荷物は撮影機材だけでも15kg位はあり、水や食料、シュラフなどを入れると20kg位になってしまいます。40分の登山とはいえ足場はかなり悪く、おまけに急登の樹林帯で真っ暗闇。ダウンを着て登り始めましたが直ぐに大汗を掻きました。時折、急斜面を転がる落石の怪しげな音もします。

それでもなんとか目的地の第四石門に到着しました。ここまで来ると樹林帯をパッと抜け出し、開けた台地になります。そこには雨を防げる東屋やベンチなどもあり一安心します。

先ずはどこら辺で撮るか偵察。そして、最初に第四石門の崖側から大砲岩方向にある「ゆるぎ石」を構図に入れつつドリーをスタンバイしました。できれば下方ももう少し入れたいのですが、下仁田方面の光害がある為無理でした。いっそ、もう少し上を向けた構図にしたほうが中途半端にならずに済んだかなと後で反省。ここも狭い上に足場は悪く、目の前は断崖絶壁ですので慎重に行動します。つまずきでもしたら死に繋がりますので、、、。

Dpp_0247

そして、暖色系のLEDランタンを第四石門の岩を照らすようにセットして微速度撮影開始です。19時40分から21時25分まで撮影しました。できればオリオン座がもう少し上がってくるまで撮影を続けたいところですが、次のシーンにもオリオン座を構図に入れたいと考えていたので早めに終了させました。少々中途半端ですが仕方ありません。

次に岩のアーチとオリオン座が入るように2シーン目をスタンバイ。樹木が無ければ見栄えが良いのですがここは狭い登山道からの撮影になり、構図の自由があまり利きません。かなり限られた構図になってしまうのが残念です。本当ならば星空を大きく入れたいところですが、、、。

1dpp_0005

ここでは22時7分から始め0時10分まで微速度撮影しました。ドリーを5時間モードにして星の動きを大きくしようと思ったのですが、東屋でシュラフに包まって待機しているとミゾレが舞ってきたので強制終了となりました。いや~残念!あれだけの星空がいきなりのミゾレで辺りは真っ白な世界となってしまいまいました。

もう今夜の撮影は無理だろうと諦め、ザックに全てを収納し、下山の準備をしていると再び星空に変わってきた。折角、パッキングしてしまったのだが、仕切りなおして今度はドリーの位置を変え、下から石門を仰ぐようにカメラをスタンバイし再び微速度撮影を始めた。

撮影中は東屋のテーブルにアルミマットを敷いてシュラフに包まって仮眠です。ラジオが入るのでボリュームを上げて怖さを紛らわしながらの仮眠なので熟睡はできませんが。それとクリスマス寒波が来ているのでそりゃもう寒いこと寒いこと!

目覚ましアラームが鳴り、ドリーのところに来て見ると、何と今度はカメラの電池切れで止まっているではありませんか!どうやらこのシーンは68枚で電池が切れてしまったようです。再び、電池交換して撮影を始めましたが、なんとも中途半端なシーンになってしまいました。そんなこんなで夜が明けて来たので撤収して車まで戻り仮眠することにしました。

★注意

私は10代後半から20代後半までフリークライミングに青春を燃やしたと言っても過言ではないくらい夢中で過ごしていました。このブログを見て、ここでの星景撮影をしてみたいと思われる方もいるかと思いますが、かなり危険があるのと道中の大変さを考えると決してお勧めはできません!もし、どうしてもと言うのであれば昼間の下見を絶対にしてから行って下さい。大砲岩周辺は更に危険です!断崖絶壁ですので本当に危険です!登山道入口に登山届けがありますので必ず提出して下さい。畏敬の念を忘れずに!

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