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2012年1月

2012年1月31日 (火)

車山高原に行ってきました~

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白樺湖の近く、分岐となる大門峠に夕暮れ間近に到着。佐久インターから国道152号線を通ってここまでの道は除雪してあり難なく走ることができた。

大門峠を右折すると真っ白な白銀の世界と雪の坂道が目に飛び込んできた。スタッドレスタイヤを履いているお陰で心強い。一応、キャンベルチェーンも積んできているがスキー場の近くなので路面は割と走り易い。

賑やかなスキー場のある車山高原駐車場の脇を通り、富士見台駐車場に到着。ここでは夕陽の撮影をされている方も数人見かけた。更に雪のビーナスラインを進み、車山肩の駐車場に到着。ここが今回の目的地だ。ドライブインが2軒程あるが冬季で休業中。ここに車を止めて山の方に歩いて行くと「コロボックル・ヒュッテ」が針葉樹に囲まれるように建っている。とても素敵なロケーションで、この辺りは車山湿原が広がっていて冬季はスノーシューを楽しめる場所にもなっているようだ。

丁度、「コロボックル・ヒュッテ」のご主人が外で除雪作業してらした。夜中にここら辺でうろうろして怪しまれるといけないので念のために天体写真を撮らせてもらう許可をもらった。

夕飯はコンビニで買ってきた鍋焼きうどんとお湯で温めるライスを車の脇でガスコンロで温め車の中で食べた。アルコールも飲みたいところだが撮影に影響が出るので最近は飲まないようにしている。夕陽も暮れ、満天の星と月が輝き出した。

微速度撮影の機材の準備をし、荷物をまとめて駐車場から一段上のコロボックル・ヒュッテの近くの緩やかな斜面に続く月明かりに照らされた散策路にドーリーをセッティングした。今回からドーリーの上に2軸電動経緯台を載せての3軸モーションタイムラプスの本番である。自宅庭でのテスト撮影は中々上手くできたので、今夜は風も殆ど無いので絶好のチャンスだ。

雪の散策路は雪が固くしまっているが道から外れるとフカフカの雪で三脚が沈む。2mもあると以外と場所を選ぶ。おまけに外気温は恐らくマイナス20度近いだろうから寒さと焦りで構図選びが結構いい加減になってしまう。編集作業中にもっとこうしておけば良かった、ああしておけば良かったと後で反省することばかりだ!普通の星景のワンショット撮影ならば時間もあるのだが1シーン最低でも2時間は必要な微速度撮影では時間の心配が常につきまとう。この焦りを無くせばもう少しまともな構図で撮れるのだが、、、。

設定が終わり、インターバルリモコンをスタートし1時間後にカメラがスライダーを横移動し、半分位まで来たらそこから2軸電動経緯台をスタートし、通過点を振り返りながら斜め上方にカメラをスイングしていく予定だ。とりあえず、ドーリーをスタートし、1時間車で待機することにした。1時間後に来て見ると予定どおり半分近くまで動いている。そこで2軸電動経緯台の電源をスタートした。そして、再び待機。少しして様子を見に来ると、なんとカメラの電源が落ちているではないか!あまりの寒さに電圧が下がり止ってしまったようだ。なんとかそれなりに撮れたのでまあいいか!

2シーン目。ドライブインを構図に入れながらオリオン座を撮ることにした。カメラのバッテリーを予備のモノに切り替えスタート。駐車場なのでこちらはちょくちょく様子を見ることにした。ところがこちらでも同じようにカメラのシャッター音が途切れた。いや~、バッテリーの劣化もあるのかもしれないな~。まあ、イマイチだがなんとか動画になりそうなのでこれで良しとする。

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3シーン目。もう一つのドライブインの脇に車輪のモチーフが良い感じなのでこれをアクセントに入れた構図でセットする。今度はバッテリーグリップにもホカロンを張り、タオルで冷気をシャットアウトして撮影開始。今度はスタートから2軸電動経緯台もパンニングさせながらドーリーを動かした。やはり温めると今度はカメラも最後まで撮影できた。それにしても本当に寒い!機材は全て真っ白に凍りつきレンズに巻いていた結露防止の「巻きポカ」は明け方に完全に凍りついた。意外と巻きポカは使えるもんだな~。

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2012年1月23日 (月)

2軸電動経緯台のコントローラー改良

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タイムラプス・ドーリーの雲台に2軸の電動経緯台(ビクセン VIPER-MC90L)を載せて、3軸化を図っている訳ですが、このビクセン VIPER-MC90Lのコントローラーはジョイスティックタイプでして、このジョイスティックを撮影中どうにかして固定させなければならない課題ができてしまいました。

この電動経緯台は、ジョイスティックの傾け具合によって恒星時の約2倍、8倍、64倍、128倍、300倍、800倍で動かすことができるのですが、固定できないと微速度撮影に使えません。

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そこで一番簡単にできそうな方法として、アナログ的ですがコントローラーのジョイスティックのところにプラスチックのリングに12方向からボール盤で下穴(4.2mm)を開け、ヘリサートタップの溝を切り、M4の2ダイヤのヘリサートを挿入し、キャップボルトで微調整して、向きやスピードを固定できるように改良してみました。

但し、スピードは数値表示がないので恒星時の何倍速で動いているのか見た目では判断できません。モーターのキーンという高周波の音で判断するしかありません。先日行った野辺山電波望遠鏡のキーンという高周波の音を思い出しました。因みにドーリー自体のモーター音はタイムラプス中は動いているのか止まっているのか判断できないくらい静かなんです。

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2012年1月15日 (日)

タイムラプス・ドーリー3軸化

海外の微速度撮影をする方の中にはドーリーの上に2軸の電動経緯台を載せて撮影されている方も時々動画サイトなどで目にします。国内ですとプロのオーロラ写真家のレボント氏が製品版を出しました。見るからに高機能高性能な電動3軸ドーリーだなと驚きました。

1軸のドーリーだけでも十分に動きを加えられるのですが、3軸ともなるとかなりダイナミックな動きになるだろうと予想しております。

元々、私の自作したタイムラプス・ドーリーはタスコ社製の自動導入天体望遠鏡を改造して作ったのですが、その際二つあるモーターの内ドーリーを動かすのに1つ使い、もう1つのモーターでカメラ雲台も回転させて2軸にできないかと考えていたのです。しかし、操作部側からの各リード線を長くすると上手く信号が伝わらず回転しなくて諦めていました。

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今回、ある天体機材ショップの中古品コーナーで運良く6,000円で2軸の電動経緯台を入手できたのでカメラを固定できるように少し加工して3軸化にしてみました。

2軸の電動経緯台はビクセンのVIPER-MC90Lという本来は電動式天体望遠鏡の片持ちフォーク式経緯台です。

ドーリーの雲台に載せた感じではカメラの重心が上のほうにあるので正直バランスは悪いので、風が少しでも吹いていたらユラユラと動いてしまうでしょう。そんなんで、無風の時しか使えないと思います。もう一つ、これから加工しなくてはならないのがリモコンです。ジョイスティック式のリモコンで、傾ける角度によってスピードやパン、チルトが変動するのですが、それが固定できないところです。これを何とかしないと数時間リモコンのジョイスティックを自分の指で固定しておかないといけないので、、、。

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2012年1月 6日 (金)

新年 明けまして おめでとうございます。

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新年早々、2日から野辺山宇宙電波観測所に行ってきました。

しぶんぎ座流星群が翌日ピークと言うことで1日早いですが微速度撮影をしてきました。撮影中は車のリアウインドを開け車中泊ベッドにシュラフに包まりながら天頂を見ていました。かなり冷え込んでましたが電気敷き毛布のお陰で意外と快適です。

流星は何個か流れましたがとても早くそれほど明るくないのでカメラには写っていなかったようです。

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